弱い米住宅指標を契機にドル円は99円割れ

昨晩の外為市場は、東京時間朝方のドル円100円トライの雰囲気も減退し、米中古住宅販売
の下振れを受けて99.00割れ。円売りの流れが小康状態となったことを受けてクロス円も
全般に小緩い推移となった。

欧州時間は特段の材料を欠き、主要通貨は概ね小動き。ドル円は朝方の100円トライ失敗の
余韻の中で99円半ばでの推移。

NY時間に入り、発表された米中古住宅販売は予想を下回り-0.6％。米株はマイナス圏に
転落し、米債も大きく買われ10yは1.68％まで低下。この流れにドル円は99.50以下のS/L
を巻き込みながら一気に99.00割れまで下落。その後米株が値を戻したことに支援され
99円前半まで反発してこの日の取引を終えた。

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