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子供の頃から練習するのは嫌いだったけど、ピアノとエレクトーンを弾くのが大好きだった私。何度も練習しないならやめなさいと叱られても、辞めるのだけは嫌で、ずっと地道にやってきました。才能があったわけではなく、こつこつ努力したおかげで講師という仕事につくことができました。最近の子供はこつこつ努力したりする

京都府城陽市市辺五島31−51


オルガンとは

オルガン (organ) は、1つもしくは複数の区画からなる鍵盤楽器である。それぞれを手鍵盤または足鍵盤を用いて演奏する。

オルガンは、一般的な演奏形態上の分類では鍵盤楽器の一種であるものの、発音原理上においては気鳴楽器であり、その他の鍵盤をもつ楽器であるチェンバロやピアノ(弦鳴楽器)とは原理的に異なる。多数のパイプを発音体として備えるが、1本のパイプに異なる音高を発生させることはなく、各パイプの音高は固定的であり、鍵盤を押すことで異なるパイプに空気を流して奏する。
各パイプの音高は固定的であるので、それぞれのオルガンが演奏可能な音域にあわせてパイプの数も同じく増減する。また音色の違うパイプ群を複数持っていることが多く、それらは管の素材の違い(金管や木管など)、管の末端処理および形状の違い(開管、閉塞管など)、発音原理の違い(フルー管やリード管など)によってそれぞれ得ている。大規模なオルガンが膨大な数(数千?1万以上)のパイプを持っているのはこのためである。
鍵盤と管が一対一で対応することはごく小規模のオルガンを除きまれで、通常はストップと呼ばれる機構を駆使することによって、同時に複数の管を一つの鍵盤に割り当てている。ストップによる音色の組み合わせ、倍音(和音)の組み合わせはまさに自由自在である。このことが演奏者や作曲者の悩みどころでもあり見せ場ともなることがこの楽器の大きな魅力の一つである。こうした特質は、後に誕生した電子オルガンにも引き継がれている。
パイプオルガンは、パイプに機械的な仕組で一定の空気を流して発音するために、ソロの管楽器などに比べて強弱や音色の変化を微細に行うことはできないという弱みを持つ。そのため、例えばストラヴィンスキーには「息のしない巨大な怪獣」と酷評され、オルガンのための作品を全く書こうとしなかったことが知られている。
しかし、オルガンは、例えばソロのフルートで表現できるような細やかな綾は生み出せない代わりに、オーケストラにも叶わない音色の豊富さと音域の広大さ、音の立体的な対比効果、多数の声部などを表現することができ、これがオルガンならではの魅力となっている。また強弱表現は、鍵盤同士のコンビネーションの違いや鍵盤ごとの各所属パイプ群同士の音位相の違い、また演奏中のコンビネーションの変更、また後にはスウェル・シャッターを用いるようになった他に、奏者のタッチによって、記譜上の音価のうち何割の長さ分鍵盤を押すかを変化させることによって、微細な強弱効果を擬似的にもたらすという表現法が採用されており、このような方法でオルガンの表現力における弱点も補われてきた。
楽器ごとに音域や音色などが一つとして同じではないところがオルガンの難しいところであるが、それゆえにオルガン愛好家たちにとって、様々な様式のオルガンと出会うことはそのひとつひとつが新しい美学との出会いとなる。世界のオルガンの特徴を研究することは20世紀頃から盛んに行われるようになり、多数の研究書や書籍が出回っている。
オルガンは西洋音楽史上、初の鍵盤を持った楽器となった。またオルガンほど、その規模や形の異なるバリエーションをもった楽器は他になく、国や時代によっても多様性が見られる。キリスト教会の中で、最も重要な楽器として長く使用されて来たことから、「楽器の女王」と呼ばれている。W. A. モーツァルトは書簡 (1777.10.17) に、「オルガンは確かに、僕の目と耳には、あらゆる楽器の王様です」と書き残した。英語圏では、オルガンは「楽器の王 (King of Instruments)」と一般に言われる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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